妊娠を邪魔するものって何?


【50回を迎えてのご挨拶】
2012年から開始したこのべび待ちに関する定期アンケートも、50回を達成することができました。
皆様のご協力があってこそのことです。ご協力、本当にありがとうございます。

さて、記念すべき50回目は「妊娠の障壁となる疾患編」と題しましてアンケートを実施しました。

今回ご協力いただいたのは34名の皆様です。
いテーマに関わらず、たくさんの方にご協力いただいたこと、感謝します。
妊娠をしたい、と思っても思わぬ疾患がみつかり、なかなか積極的な妊活に踏み込めない、という方も多いと思います。

その間の焦りや不安を考えると、言葉ではとても言い表せないほどだと思います。
そんな疾患について、どのように考え向き合っているのかをまとめます―。

Q1.妊娠の障壁となる疾患はありますか?

(複数回答可)

ある 27 79%
ない 1 3%
診断はされてないが自分には何かあるのではないかと思っている 3 9%
パートナーにある 4 12%
診断はされていないがパートナーに何かあるのではないかと思っている 0 0%
その他 3 9%

今回のアンケートを回答してくださった方の場合には、79%の方が妊娠の障壁となる疾患が「ある」という回答になりました。

中には自身とパートナー双方に疾患が「ある」と回答される方も。
その他の回答としては、「治癒してるが過去にあった」「過去にあった」と、現在は治癒しているものの、過去に疾患を抱えていたという方の回答がありました。

Q2.Q1で「ある」「あるのではないかと思っている」と答えた方に質問いたします。それはどのような疾患ですか?

(複数回答可)

子宮筋腫 6 18%
子宮内膜症 6 18%
子宮頚癌(治療中・術後) 0 0%
子宮体癌(治療中・術後) 0 0%
双頚双角子宮など子宮の形に問題がある 2 6%
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) 2 6%
黄体機能不全 7 21%
排卵障害 5 15%
卵管通過障害 8 24%
乏精子症 5 15%
無精子症 1 3%
精子無力症 1 3%
勃起不全(ED) 0 0%
その他 13 38%

全体的に多かったのは「黄体機能不全」「排卵障害」「卵管通過障害」などの直接的に妊娠のプロセスに影響の及ぼす部分の疾患でした。

その他の回答には※()内は複数回答の場合、上記結果に含まれている部分です。
「(黄体機能不全, 子宮内膜ポリープ」
「ピックアップ障害」2名
「(多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)), (排卵障害), (卵管通過障害), 橋本病」
「卵巣嚢腫」
「(子宮筋腫),ホルモンので値が低い,甲状腺機能低下症」
「チョコレート嚢腫、膣内射精障害」
「(子宮内膜症), (排卵障害), 子宮内膜ポリープ」
「(子宮筋腫), (黄体機能不全), (乏精子症), 卵子が少ない」
「抗リン脂質抗体症候群、SLE」
「(乏精子症), 卵巣予備能低すぎ」
(以上)

自身だけ、もしくはパートナーと合わせて複数の疾患を抱えている方が目立ちました。

Q3.疾患について治療はされていますか?

べび待ちと平行して治療中 7 21%
べび待ちを中断して治療中 3 9%
今後受診予定 4 12%
その他 15 44%

治療中の方が21%。
その他の回答として※()内は疾患名です。
「出産して次回を検討中」・・・(卵管通過障害)
「していない」・・・(子宮筋腫, 黄体機能不全, 乏精子症, 卵子が少ない)
「ラパロで取り除く手術しましたが癒着すべてはがせませんでした」・・・(卵管通過障害)
「体外にきりかえ」・・・(乏精子症, 卵巣予備能低すぎ)
「治療後自然妊娠しました」・・・(乏精子症)
「経過観察中でした」・・・(子宮筋腫, 子宮内膜症)
「子宮の壁を削る手術をしても、良い結果が得られる保証はないからそのままの子宮で行きましょう。と言われました。」・・・(双頚双角子宮など子宮の形に問題がある)
「しなかった」・・・(子宮内膜症)
「治療して妊娠」・・・(黄体機能不全, 子宮内膜ポリープ)
「手術して治療済み」・・・(卵巣嚢腫)
「今は治療はせずベビ待ち」・・・(ピックアップ障害)
「今は問題視してない」・・・(子宮筋腫, ホルモンので値が低い、甲状腺機能低下症)
以上

Q4.疾患を乗り越えて、出産された方に質問します。妊娠方法について教えてください。

自然妊娠 7 21%
人工授精 2 6%
体外受精-胚移植(IVF-ET) 4 12%
卵管内配偶子移植(ZIFT) 0 0%
顕微授精(ICSI) 3 9%
その他 3 9%

一番多かったのが「自然妊娠」という回答です。
次いで体外受精となりました。

その他の回答としては「体外と自然妊娠でした」・・・(ピックアップ障害)(無回答2件)というもの。

●自然妊娠に至った方の疾患は「子宮内膜症・子宮筋腫,乏精子症,抗リン脂質抗体症候群,SLE,多嚢胞性卵巣症候群(PCOS),卵巣嚢腫,黄体機能不全, 子宮内膜ポリープ,ピックアップ障害」でした。

●人工授精で妊娠に至った方の疾患は「子宮筋腫, 乏精子症, 精子無力症,子宮内膜症」でした。

●体外受精で妊娠に至った方の疾患は「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS), 排卵障害, 卵管通過障害, 橋本病,ピックアップ障害,子宮筋腫, 子宮内膜症, 乏精子症,黄体機能不全」でした。

●顕微授精で妊娠に至った方の疾患は「黄体機能不全, 無精子症,乏精子症, 卵巣予備能低すぎ,子宮筋腫, 黄体機能不全, 乏精子症, 卵子が少ない」でした。

Q5.治療とべび待ちを行う上で、モチベーションの維持が大変ではないかと思いますが、工夫されていることはありますか?

(フリー回答)
●モチベーションですが、治療が中~長期に渡っていたため、特にモチベーションを維持するということもなく、ただ淡々と治療を受け入れ進んでいくというのみでした。
どちらかというと、妊産婦さんに会わないとか、サプリや高額商品に手をそめるなどは短期決戦で結果が出た方はいいかと思いますが年単位でかかってくると、結果が伴わないと落ち込みもその分激しいですし、妊産婦さんと会わない、距離を置くと、いつか自分が妊娠出産と経験したときに困るんじゃないかな・・・?
それこそ短期だと相手も気付かないまままた仲良くできますが、年単位で会わなくなると、結構心の中で相手から線を引かれることは多いかと思います。
なので、できる限りこれからも親しくしていたい友人とは何ヶ月かに1回とかお茶したり友人の子供と触れ合ったり、妊婦さんとも遊んだりと、自分が不妊だ ら・辛いからという気持ちは置いておいて、友人との時間は大切にすることと、不妊以前の自分の状態を維持することが大切なんじゃないかなと4年かかって妊 娠中の今とても思います。

●大好きな食べ物をとにかく我慢せずに食べる!ベビ待ちだからといって、何か好きなものを制限しない。

●悲観的にならずに主人との生活を楽しむ。

●熱中できる事好きな事をトコトンベビ待ちを忘れる位にする!

●不安になるとつい検索魔になってしまうので、調べたくなる気持ちを抑えて、代わりに「血流が良くなる食べ物」とか「骨盤ストレッチ」とか検索してます。
でもどうしても気になって色々調べてしまった時に姉から「どんなに検索しても〇〇(私)のことはどこにも載ってないんだから絶対大丈夫って信じて待とう」と言われました。
検索によって勇気づけられる事もありますが、自分の体を信じる事も大切だなと思っています。

●夫婦でデートや旅行に行って気分転換をしてました!

●旦那や友達に今の気持ちをとことん話す。明るい音楽を聴く。
赤ちゃんが欲しいという雑誌を読んでシミュレーションする。

●こどもができたと妄想する不妊治療仲間と悩み事相談

●友達と遊びに行く(子供ができたらできないような、スノーボードや夜飲み)旦那さんと旅行お高めのお店でランチやディナーなど美味しいものを食べるデパ地下のスイーツスポーツジムで身体を動かす少女コミック(非現実に逃避)

●とにかくいつか赤ちゃんを抱けるんだ!と希望を持って前向きに治療に取り組んだ

●特にない

●妊婦さんをみて、私もなりたいなって穏やかに思うこと。主人と子授け祈願でお寺詣りをするついでに、おいしいものを食べること。

●あまり 考え込まないようにする。自分だけじゃないとおもう。
おいしいものを友達とたべにいく

●子宝スポットを足がかりに旦那氏と旅を楽しむ。
サロンのようなクリニックだったので、雰囲気を楽しめる。
クリニックの「赤ちゃん授かりましたメッセージ」のファイルを読んで士気をあげる。

●不妊の原因がパートナーにあったので治療中や術後の数値が良くなる3ヶ月間は自分の体調を整えるようにしたりふたりで出掛けたり(子宝神社など)自然妊娠につながるようできることをやった。
妊娠できない理由がわかっていたのでその点では(原因不明の不妊よりは)モヤモヤ感が少なかったと思うけど、一方で、治療して良くなっても妊娠できなかったらどうしようという不安もあった。

●旦那さんと楽しく過ごすようにしてました。

●一人カラオケに行く。
流産後、聴くと泣く歌があったので、泣かなくなるまで歌った。
今は泣くこともないので気持ち復活したのだと思う。

●とにかくストレスを貯めないようにする!
からだを動かす!睡眠はたっぷり!

●何も意識せず、なるべくじっとしてる時間をなくして体を動かすようにしています。

●アプリなどで同じくベビ待ちさんの人のブログを読んだりやりとりしたりする。
仕事のときは職場の人と普通の話をして楽しむ。
(以上)

Q6.ご経験のある疾患について、同じく治療中の方に向けて何でもかまわないのでアドバイスやメッセージがあればお願いします。

※()内は回答者の疾患名になります。(フリー回答)

●多嚢胞については軽度から重度までありますが、自力生理がちゃんときているのであれば、排卵さえしてしまえば・・・という部分もありますので悲観なさらなくても大丈夫かと思います。

私は自力生理のない状態でしたので結局体外・顕微まで進みましたが、そうなると今度はタマゴを育てる量のコントロールがかなり難しい時が多かったので(全く 育たなかったり、逆に育ちすぎてしまったり)信頼できる、色々な提案ができる医師に出会えるかどうかが決め手のような気がしました。

橋本病については、TSHのコントロールさえできれば不妊治療は大丈夫ですが、妊娠~出産後の方が数値コントロールがシビアになってくるので、こちらも信頼でき不妊から妊娠出産までトータルに知識のある甲状腺医を見つけることが大事だと今は思います。・・・(多嚢胞性卵巣症候群(PCOS), 排卵障害, 卵管通過障害, 橋本病)

●体外受精と自然妊娠で2人授かっている者です。
原因不明不妊でした。
1人目の時、体外一回で授かり、ピックアップ障害でしょうって言われました。
三年いろんな事をしました。

2人目は凍結胚移植・採卵2回をするも結果はでず。1人居るからと諦め半分、体外受精はもうやめたい!と自己流タイミングをしたところ、自然妊娠しました。
二年間いろんな事しました。
だけど、頑張りすぎると嫌になります。

自分を大切にを一番に考えて治療、自己流でベビ待ちを頑張って下さい。
いつかきっと可愛い子がきてくれると信じて。・・・(ピックアップ障害)

●定期的に婦人科の受診を。私は13年前に卵巣嚢腫で手術をしてますが、医療ミスにあい動脈、小腸を間違って切られました。
不妊治療をし、妊娠に至りましたがその時の後遺症でイレウス(腸閉塞)になり救急搬送されました。
脅すわけじゃないですが、早めの治療、定期的な受診が大切だと思います。・・・(卵巣嚢腫)

●同じ症状を持った人でも、妊娠出来た人もいるので一緒に頑張りましょう!・・・(子宮筋腫, ホルモンので値が低い、甲状腺機能低下症)

●現在、体外受精で通院しています。
卵巣嚢腫で片側卵巣と卵管をなくしているので、分割胚ではなく胚盤胞まで培養しないと確率が低くなると言われています。
中期流産、初期、化学と数回流産しているので、不育症の血液検査を受けたらわずかに値がオーバーなものがあって、もし妊娠したら念の為、出産ぎりぎりまで小児バファリンを服用する事になっています。

まだ受けてはいませんが、甲状腺ホルモンの値によって流産を引き起こしてしまう事があるらしく、もし検査で問題があったら必要期間、甲状腺ホルモンを正常にする薬を服用するそうです。
近々血液検査を受けようと思っています。・・・(黄体機能不全, 卵管通過障害)

●鍼灸院に通うようになり、針治療しています。
針治療は本当にすごいみたいで、これで妊娠率もかなり上がるみたいで、実際実証データがあるぐらいです。
しばらくはこれで頑張るつもりです。・・・(チョコレート嚢腫、膣内射精障害)

●ブログで同じ疾患になられた方とコミュニケーションをとり、落ち込まずにすめました!・・・(子宮内膜症, 排卵障害, 子宮内膜ポリープ)

●拳ほどの子宮筋腫があったのと卵管造影で卵管がほそ細いと言うこともあり、ラパロを受けました!
その時、酷い内膜症で卵管、卵巣等が腸に癒着していることが分かり全て綺麗にしてもらいました。

ラパロの結果はやはり卵管が細すぎるので、体外受精が良いとの診断で結果体外受精で授かる事が出来ました。
ラパロを受けるのって、凄く勇気がいると思いますが人工受精で結果が出なかったり内膜症の症状が強い方は受けてみるのもいいのかな?と思います!・・・(子宮筋腫, 子宮内膜症, 乏精子症)

●私はピックアップ障害でした。
体外受精をすれば、妊娠は可能な状態でしたので、体外受精をためらってる方がいれば早めにオススメしたいです。・・・(卵管通過障害)

●落ち込む事も多いと思いますが、いつかやって来てくれる赤ちゃんの為にもご自分の為にも無理せず過ごして下さい。・・・(子宮内膜症, 黄体機能不全, 排卵障害, 卵管通過障害)

●今は数値が落ち着かなくて妊娠しにくく、しても流産しやすくなってるため、内科的治療を優先していますが逆に今しかできないハードな運動や、旅行などを楽しんでいます。・・・(抗リン脂質抗体症候群、SLE)

●癒着については 症状もなく28日周期で 生理痛もなく お腹の中はひらいてみないと わからないんだな。って おもいました。でも 自分を知るためには必要と おもいましたし少しの可能性でも 挑戦してほしいです。・・・(卵管通過障害)

●卵巣予備能が40代後半くらいの値だったので、迷わず体外にきりかえました時間(年齢)との戦いでもあるので、すぱっと効率の高い方への決断も大事ですよ~・・・(乏精子症, 卵巣予備能低すぎ)

●今は男性不妊も多くなってきているので女性だけでなく旦那さんにも検査を受けてもらうほうがいいと思う。
もし旦那さんの方に原因があってもあまり責めすぎないように。
どんな疾患でも治療して良くなればすぐに妊娠できると思い込むとできなかったときにすごく落ち込むので、気長にリラックスしてべびまちしてほしい。
(うちは術後8ヶ月で自然妊娠しましたが、その期間がすごく長く感じたしもうダメかもと思っていました)・・・(乏精子症)

●とにかく下半身を温めることをお勧めします。
私は火傷に気をつけながら湯たんぽを股に挟んでました・・・(子宮筋腫, 子宮内膜症)

●子宮内膜症は妊娠~出産が一番の治療と聞いていたが、その通りだったと思う。出産後、症状がなくなった。・・・(子宮内膜症)
(以上)

同じ疾患を持つ方、そしてその疾患と戦っている方、治癒させた方、乗り越えて妊娠に至った方の言葉は、何よりも心に響くものではないでしょうか。
病気が分かったばかりの頃はきっと先が見えず、不安も強いと思われます。

治療がうまく行かなかった時もまた不安は募るものだとも思います。
この結果が少しでも悩む方の気持ちを楽にしてくれたら嬉しいです。
に考え向き合っているのかをまとめます―。

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