当サイトでは2週間ごとに定期アンケートの結果発表をしております。
いつも定期アンケートにご協力頂き、ありがとうございます。今回は「産後の変化編」をテーマにアンケートを集計いたしました。
ご協力頂いたのは25名の皆様です。
ご協力ありがとうございます。
赤ちゃんが欲しい―と願い始めたその日から、昨日までの自分と少し変わった気がしました。
そして、その願いが叶い、妊娠・出産という新しい命との出会いを体験することで、心身ともに大きな変化を経験します。
特に妊娠初期・お産直後は女性ホルモンの量が大きく変化し、それによって精神的な変動を感じやすいと言われています。
皆さんはいかがでしかたか?普段の自分とは違う変化を感じましたか?
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Q1.産前と産後で精神的な変化はありましたか?
あった | 19 | 76% |
具体的には分からないけど多分あった | 5 | 20% |
特になかった | 1 | 4% |
その他 | 0 | 0% |
70%以上の方が産後の変化を感じています。
具体的には分からないけど、多分変化があった、と回答された方も加えると、実に90%以上の方が何らかの変化を感じたという結果になりました。
Q2.精神的な変化とはどのようなものでしたか?
マタニティブルーとなって落ち込んだ | 14 | 58% |
出産後、ナチュラルハイのようにテンションが上がった | 1 | 4% |
ただただ幸せだった | 1 | 4% |
その他 | 8 | 33% |
半数以上の方がマタニティブルーをご経験されています。
その他の回答には
・体調不良が続いて落ち込んだ
・人の言葉にとにかく敏感になった
・些細なことですぐに泣くようになった
・落ち込んだり、ハイになったり、日によって変化があった。
・昼間はとにかく幸せ、とな思っていても夜になって病室で一人になると急に不安になり、イライラして離れていた夫と電話で喧嘩になったりした。
・家から出たくなくなった
・上記項目全てに陥った
・理由もなく、すごく不安で毎日怖かった。
というようなものがありました。
幸せいっぱいに思える出産ですが、当初はマイナス思考になったり、気持ちの激しいアップダウンに戸惑われる方も多いです。
自然と数日で改善した | 7 | 33% |
自然と数ヶ月で改善した | 10 | 48% |
投薬して改善した | 0 | 0% |
投薬・カウンセリングなどを行い改善した | 1 | 5% |
まだ改善したとは言えない | 3 | 14% |
その他 | 0 | 0% |
一般にマタニティブルーというものは、出産後3~4日から始まり、1ヶ月以内には落ち着くと言われています。
その後数ヶ月続くものは「産後うつ」と名前を変え、治療の対象になります。
マタニティブルー・産後うつの原因は女性ホルモンの大きな変動や、急激に変わる環境、睡眠不足などが原因ではないかと考えられていますが、はっきりとした原因は実はまだ解明されていません。
それ故に、経験則で1ヶ月以上続いたら「産後うつ」=病気と捉え、余計に落ち込んだり、自信をなくしてしまう方も多いようです。
どんな症状にも個人差があります。
それにどんなに気丈な人であっても、産後の変化に戸惑うのは当然です。
気分の沈みが続いたり、いつもの自分と何か違うと感じたら、メンタルクリニックを受診してみてはいかがでしょう。
真剣に自分に向き合ってくれる人がいると思うだけで、背負った荷物はきっとずいぶん軽く感じるはずです。
Q4.出産中の出来事で、悩んだり落ち込んだりしたことがあれば教えてください。
(以下回答順)
・静かなお産にしたかったのに、思っていた以上にうるさくしてしまった。
・和痛分娩予定が夜中の出産で出来なかった。
あまりにも痛かったので、主治医に帝王切開をお願いしたが無理だった。
・帝王切開になったことで、私と旦那はどんな出産方法でも子供が無事産まれてくるなら何でも構わないと比較的抵抗はなかったのですが、周りからは楽だのなんだの言われたり、痛みを比較され嫌な気持ちになりました。
・陣痛から出産までがあまりにも速すぎて、自分が産んだ実感がなかなかわかず、数日気分が落ち込んでいた。
・初産なのに陣痛から4時間半、分娩室に入り20分で出産だったので、旦那が立ち会えなかったこと。
(どうしても外せない仕事があった為。出産時は立ち会う予定だった)
・36週で破水して入院して、それでも自然分娩で行く予定が、子宮口が全然開かずに帝王切開になった。
・最初の子は正期産だったのに低体重で保育器行きに…プラスして母乳が全く出なかったので落ち込みました。
二人目の時は絶対母乳だけで育てる!と気合いを入れてましたが…検診で可哀想だからミルクをあげてと言われ思いっきり凹みました。
・妊娠中期からずっとお腹の張りがあり前駆陣痛が続いてる感じでした。
実際、本陣痛がきた時も前駆陣痛よりチョット痛いくらいで収まるかなぁという感じで気づきにくかったです。
結局破水からお産に至りました。
・妊娠中毒症の為、2分ごとに血圧を測定。
血圧を下げる薬を点滴しながらの出産だったので、腕の回りが管だらけで落ち着きませんでした。
そのイライラが立ち会い出産をしていた旦那に向けられ「赤ちゃんが産まれてきたことは感動だけど、もう立ち会い出産はゴメン」と言われてしまいました。
・立会い出産希望だったのに、本番になったら私が躊躇い、分娩直前まで旦那は外で待機してもらった生まれるって時に呼んでもらったけど、結局緊急帝切になってしまい、二度と立会いは叶わなくなってしまった。
(以上)
(以下回答順)
・目を離した隙に息をしていなかったらどうしよう、と子供が8ヶ月になった今も怖くなり寝ている側から離れられないことが多いです。
また、散歩中に事故・通り魔にあったら…、家に強盗が押し入ってきて…、等ネガティブな妄想が止まず泣いたことも何度もあります。
普段はのんびりまったり過ごしているのに、不定期にずーんと落ち込み、ねれないことがあります。とにかく何かが怖いです。
・旦那の行動一つ一つが気に入らずイライラした。
・里帰りしていたが、夜中泣かせることは禁止だし泣いたらなんで泣いてるのかと祖父母から聞かれたりゆっくりできなかったので寝不足も重なって本当辛かった。
だから今回のお産は里帰りしません。
・義理の両親が煩わしく感じました。
孫が可愛いあまり、産後の私の体調そっちのけな感じで訪問されたり、育児に口出ししたり…正直今思い出しても腹が立ちます。
・社会から取り残されたような不安を感じた。
・あまりにも出産が大変で自分のことしかかんがえられず、あかちゃんのことは全く考えられなかった。
その自己嫌悪と赤ちゃんが可愛いとは思えなかった。
・姑が苦手になってしまい月一度会うのですら億劫になった。
・授乳が終わるまでは子供にしか興味がなく、今まで見ていたテレビや本を見なかったり、料理も時間がかかるものは全くしませんでした。
美容院も行く気持ちになれず、授乳が終わってから1人の外出をしてもいいと思えるようになりました。
出産直後は子供が誰かに抱かれるのが嫌な気持ちになりましたが、その気持ちは1ヶ月くらいで終わったと思います。
・生後2週間頃、スヤスヤ眠る娘の寝顔が、亡くなった娘にそっくりで、この子も消えてしまうんではないか、と、猛烈に不安に襲われ、涙が止まらなくなった。
日に日に成長していくにつれ、その不安は薄らいでいった。
母や、助産師さんに話を聞いてもらって救われた。
・出産後、変な夢をたくさん見た。
大学で試験前に焦っている夢(真面目に勉強しなかったから?)、昔の彼氏の夢(最後まで彼の夢を応援せずに金遣いの荒さが嫌で見捨てたから?)などいろいろ。
心の中で後悔していること、もしくはあの時の行動が正しかったのか未だにわからない事?が思い出された感じ。
未だに不思議。
・欲しくて欲しくて頑張ってきた妊活だったのに、育児の大変さでこんなはずじゃなかったと思ったことがあった。
・この子を絶対守らなければと気合いが入りすぎて、外に出掛けるのが怖くなってしまいました。
・誰かに束縛されるのが嫌いなのに、育児でやりたい事もできず安眠もできないので、鬱病になった。産んだことを後悔することもあったし、何度も施設に預けようとか養子に出すことも考えていた。
・出産した夜、達成感からかナチュラルハイになり体は極限に疲れているのに興奮して中々眠れませんでした。
退院後は母乳の量が思うように出なくて切ないし、体はボロボロなのに睡眠不足…ようやく出会えたこの子のために出来ることは全てやりたいのに気持ちと体がバラバラでまさかの大泣き(^^;;
ならないと思っていたマタニティブルーになりました。
ホルモンバランスのせいもあったのか数日で収まりました。
でもこの子が天使になっていたらと思うと、大変だ?と思う悩みも贅沢に感じる今日この頃です。
・実家から自宅へ戻った初日に、これからの赤ちゃんとの生活を思って不安だったのか、乳腺炎になりました。
おっぱいが腫れる→美味しくないのか息子も上手く飲めない→おっぱいがさらに痛くなり疲れているから横になりたい→息子も泣き続けて寝ない…負のスパイラル状態でした。
・妊娠中とにかく入院しっぱなしだった私。
それでも子供が無事に産まれてくれることだけを祈って楽しみにいました。なのに、産まれてしばらくすると、「この子のせいで苦労した」と思ってしまうことが度々ありました。
半年くらいまではそんな風に考えることがあって、自己嫌悪に陥ってました。
・生後すぐから完全母乳、完全母児同室の病院だったので、生後0日目から30回近く母乳を吸わせ、ほぼ寝ずに赤ちゃんのお世話をした結果、3日目に産後ブルーに。
いつまでこんな生活なんだ、なんで赤ちゃん寝ないんだ、って1日中涙が溢れた。
その後、旦那に見ててもらい3時間くらいぐっすり寝たらなんで泣いてたんだっけって思うくらい元気になった。
・子供が生まれてから、自分がされてきた母の子育てに対してフラッシュバックのような嫌悪感を感じるようになった。
その結果、実母なのに信頼して預けられなくなった。
後は旦那に対して、生活や性格の不一致を感じた時に他人だという感覚が強くなった。
(以上)
出産は思うようにいかないもの?
妊娠前、妊娠中と、出産に思い描くイメージは人それぞれ。「どれくらい痛いのか分からなくてとにかく怖い」「痛いっていうけど、会える喜びの方が強いと思う」などなど。
イメージ通りの出産が出来るってとても幸せなことだと、私は思います。
でも、出産はママにとっても赤ちゃんにとっても命がけのこと。
それ故に、自然分娩を希望していても、場合によっては帝王切開になったり、考えていたよりも強い陣痛に途中で投げ出したくなったり、恐怖を感じたりすることもあるのではないでしょうか。
「帝王切開」一つに焦点をあてても、その事で悩み、苦しんでいる女性は多いというニュースが先日放送されました。
これまで、出産中・出産直後の精神的な不安定部分は、あまり注目されず、「自分だけなんだろうか」と悩んでいた女性は少なくなかったと言います。
周囲の理解の程度、出産に対する自己満足度の低さなどが理由と考えられていますが、そうでなくても悩みの原因を見つけ出して悩む方もいるでしょう。
出産は、イメージ通りであってもそうじゃなくても、無事に命が誕生できたことは、それだけで素晴らしい事です。そんな風に出産を受け入れられたら、もう少し気持ちが楽になるのかもしれません。
産後は思ったよりも大変?
ベビ待ち中には妊娠、妊娠してからは出産が私にとっての「ゴール」に、無意識のうちに設定していたのかもしれません。
だから、産後のことは、ほとんど考えていなかったといっても過言ではありませんでした。
とにかく、無事に命をこの世に誕生させること―。
それができれば後のことはどうにでもなる、そんな心境だったと思います。
そうして迎えた初めての育児。
聞きしに勝る「大変さ」に、なんとかなるだろう、という薄っぺらい自信はあっという間に崩れ去りました。
ベビ待ち中・妊娠中には、育児の大変さが書かれたブログを読んでも「うらやましい」としか思えなかった自分。経験して、初めてその大変さと責任の重さを知り、心が折れました。
流産を経験し、なんとしても赤ちゃんが欲しい!と強く願って叶った事なのに、ものの数日で何もかも投げ出してしまいたい自分がそこにありました。
だからといって少しでも息子から離れると心配でたまらなくなり、休む時間もうまく作れないような、自分でもどうしていいのか分からないような毎日。
だけど本当にちょっとずつですが、育てる事が「自然」になっていきました。
抱っこが自然にできるようになり、授乳に気合いが不要になり、寝かしつけが怖くなくなり、赤ちゃんの泣き声が受け入れられるようになりました。
自分と子供との関係はこの先ずっと続く―。
そう、当たり前に思えるようになりました。どんなに大変でも、毎日繰り返していればそれがいつか日常に変わるときが来ると、今なら思います。
最初は戸惑って当然なのかもしれません。
だけど、出産後は幸せに満ち溢れためくるめく毎日が待っている信じきっていた私はそのギャップに、余計苦しく感じてしまったのかもしれません。
理想通りじゃなくても、完璧じゃなくてもいい―。
一生懸命だからこそ、本気で悩んで苦しくなる時もある。それが「自然」なんだと思えたら、今より少し自分に優しくなれるのかもしれません。
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